能登だより
2017-08-22日本庭園の整備
こんにちは、オオタムです。
本日の午前中は曇天でしたが、日本庭園内にあるツツジの整備です。
9月に予定している池の清掃に向けて、周囲のツツジに覆いかぶさっているサルトビ
イバラやヤブガラシの除去を行い整えることができました。
休息中、セミの鳴き声がにぎやかであり、モンシロチョウが飛び回っていました。癒
しの空間があります。A・B宿舎や通路から日本庭園をぜひ覗いてください。
2017-08-21石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」ファイナル
AVTIVEです。8/10から始まったこのキャンプも今日で最終日。朝起きればみんなが居て、一緒にご飯を食べて、自転車をこいで・・・いつの間にか当たり前になっていたそんな時間も最後です。旅立ちの時がやってきました。
朝食後、251kmを共にした自転車を、感謝の思いを込めて綺麗に磨きました。
そのあとはいよいよ閉講式。10日ぶりに会う保護者の方の前で、キャンプの感想を発表する時間です。「仲間がいるから頑張れた」「協力は大切なことだと思った」「励まし合うことで坂を上ることが出来た」といった内容がどの子供達からも聞かれました。白山登山から始まり、自転車で石川県を縦断したこのキャンプ。子供達にとっては想像以上に過酷なものだったと思います。厳しい体験を乗り越える中で、協力とは何か、励まし合うとはどういうことなのか、実感を伴った学びとして、自分自身の飾らない言葉で発表しました。
次に、11日間子供達と一緒に寄り添って活動してきたボランティアスタッフから、子供達にメッセージが送られました。時には優しく、時には厳しく。自分達のために一生懸命考えて、悩んでくれた彼らの言葉に、真剣に耳を傾けていました。
最後にキャンプをまとめたスライドショーを見ました。時には笑い、泣き、ぶつかり合った11日間。自分達の道のりを再確認することで、「日常生活に戻っても頑張ろう!」という気持ちが湧いてきました。
これにて、石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」は終了です。11日間の体験が子供達の自信の源や、成長のきっかけとなり、たくましく育ってくれることを願っています。
2017-08-21石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑰
ACTIVEです。全員禄剛崎にゴールし、バスで国立能登青少年交流の家に移動、宿泊しています。長いようで短いキャンプも明日で終わりです。
8/20朝、県立能登少年自然の家を出発し、禄剛崎を目指しました。今日の走行距離は約34kmと今までに比べると短い距離。途中に休憩も多くはさみながら、ゆったりとした行程です。
休憩後の出発の合図に、今までよりも素早く集合し、スタートしました。どの班も今までで一番声をかけ合い、心を一つにしてペダルを踏みます。また、休憩中は仲間ととりとめのない話をしたり、遊んだり・・・残された時間をかみしめるように過ごしました。場面ごとに違う子供達の表情、その1つ1つに、様々な思いがあふれているようでした。共に励まし合い、笑い合うその姿は、まるで一緒に育った兄弟のようで、とても10日前にはほぼ初対面だったとは思えません。
昼食後、いよいよラストチャレンジ。約80mの高さを一気に上りきります。仲間と応援し合い、1こぎずつしっかりと進んで行くその姿からは、最後まで仲間と一緒にやり遂げたいという強い思いが伝わってきました。たどり着いたサイクリングの終着地点では、先についた班が後続を出迎え、全員で喜びを分かち合いました。10日間をとおして、1人の個人から6人のグループ、最後は18人全員が1つのチームになったことを全員が実感したように思います。最後は歩いて禄剛崎灯台に向かい、班ごとに最後の一歩を踏み出して、ゴールしました。
ゴール地点では班ごとに今までの行程を振り返り、お互いの思いを伝えました。辛いことや苦しいこと、そして最後の達成感を共有した仲間の言葉に、自然と涙がこぼれ、今まで感じたことのない思いがこみ上げてきているようでした。
明日はキャンプ最終日。閉講式では家族の前で自分の頑張りと成長を発表してもらいます。スタッフ一同、楽しみにしています。
2017-08-20石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑯
2017-08-20石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑮
ACTIVEです。8/19、10泊11日のキャンプも9日目を迎えました。
午後はボランティア企画のレクリェーションで、班の協力を必要とする課題解決型のゲームを行い、チームワークを更に高めました。課題に対して意見を出し合う雰囲気はとても和やかで、言いたいことを言い合える関係が出来ていました。誰かが失敗しても、責めるようなことはなく、お互いをありのままに受け入れることができています。白山登山を経て、今日まで進んできた約217kmの道のりと経験が、子供達の中にしっかりと根付いていました。
夕方にかけて、明日の最終ゴールに向けての話し合いを行いました。能登半島最先端の禄剛崎までは約34km。今までのサイクリングの集大成として何を大切にして走るのか、まずは個人で目標を立て、お互いの考えを確認します。その後、チームとしての目標について話し合い、全員共通の思いとして班の旗に書き込みました。決意も固まり、ゴールへ思いを馳せると、いよいよとなる旅の終わりを実感し始め、さみしく感じている子も多くいるようです。
夜の振り返りでは1人1人に家族からの手紙を渡しました。しばらく離れていた家族からのメッセージに、思わず涙が溢れます。何度も封筒から取り出して読み直し、それぞれに思いをかみしめていました。キャンプという非日常生活だからこそ、改めて知った家族の暖かさ。体育館の中には、子供達のすすり泣く音だけが静かに響いていました。
明日はいよいよサイクリング最終日です。ゴールへの期待はもちろん、終わってしまうことに対する寂しさ、そして何よりも仲間とやり遂げたいという気持ち。様々な思いを胸に、禄剛崎を目指します。
2017-08-19石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑭
2017-08-19石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑬
ACTIVEです。約75kmを走り切り、県立能登少年自然の家に宿泊しています。
8/18は長い1日でした。早朝、宿泊していたキャンプ場付近を出発し、2回目となる能登島選択ルートの始まりです。班ごとに選択ルートでの目標を確認してから出発しました。分かれ道や交差点にさしかかる度に地図を広げて話し合い、能登島の東端から西端を目指します。基本的なルールは昨日と同じですが、今までの姿とは違った様子が見られました。
意見の対立から言い合いになったものの、お互いに歩み寄り再び全員でゴールを目指すことを選んだ班。坂のあまりの角度と長さに、涙をボロボロと流しながらも、ペダルを踏み少しずつ前進する班。仲間同士本気でぶつかり合い、課題に取り組んだからこそ、選択ルートが意味のあるものになり、お互いの理解がさらに深まったように思います。
選択ルート後、県立能登少年自然の家を目指しました。前日までのルートに比べ、起伏の激しい道が続きます。いくつもの坂を乗り越えた後、コース終盤に待ち構える、距離が長く、勾配も急な上り坂。カーブするたびに目に飛び込んでくる、終わらない坂にめげそうになりました。しかし、はぁはぁと息を切らしながらも、子供達が自転車を降りて歩くことはほとんどありません。その姿に「諦めたくない」という強い意志を感じました。
夜、この日のサイクリング行程についてふり返りを行いました。意見を言い合ったこと、励まし合ったこと、そしてみんなで乗り越えたこと。お互いの思いを共有し、認め合うことでチームの結束は更に強くなりました。
8/19は施設滞在日。キャンプもいよいよ終盤にさしかかってきます。
大型カヌー(予定)に挑戦し、8/20の最終ゴールへむけて気持ちを高めていきます。
2017-08-18石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑫
2017-08-18石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑪
ACTIVEです。夜から朝にかけて雨予報のため、テント泊をとりやめ、近くの集会所をお借りして宿泊しています。
8/17午後、いよいよ能登島選択ルートが始まりました。スタートの時点で、子供達の顔つきは今までと違い、不安と緊張の入り混じった表情をしていました。選択ルートが始まった後は、道がわからなくなった時、また、合っていても不安になれば、その都度立ち止まり、皆で確認をしながら力を合わせて進みます。中には予定とは全く違った道を通った班もありました。
最終的には全員今日のゴールである松島オートキャンプ場に到着しましたが、その心情は様々です。班の中でイニシアチブを発揮した子、発言したのに意見を聞いてもらえなかった子、仲間の口調をきついものに感じ、不満を持っている子、そんな子のフォローを一生懸命してくれた子・・・。今まで一緒に苦しさを乗り越えてきたからこそ出せるようになってきた自分の姿。それによって起こる今まで以上の仲間同士の摩擦。班それぞれ、新たな課題に直面し、子供達の関係性はお互いに更に一つ、深まる準備をしているように見えます。
夜、明日の選択ルートに向けての話し合いを行いました。各班、今日の反省を踏まえた上で臨みます。
明日はACTIVEの中で最大の山場。体力的にも精神的にもハードな1日です。朝6時から選択ルートで能登島を出る手前まで進み、その後、スタッフの先導で能登島から約60km先の県立能登少年自然の家を目指します。走行距離は合わせて75km~80kmです。
今日でキャンプが始まって1週間。様々な体験を乗り越えてきた仲間達ですから、明日の山場もきっと乗り越えて、大きく成長してくれると信じています。