ACTIVE 6日目
石川縦断キャンプ「ACTIVE2019」も6日目を迎え、いよいよ後半戦です。今日は、本来であれば能登島選択ルートを経て、能登島内のキャンプ場に宿泊する予定でしたが、台風の接近により、国立能登青少年交流の家に滞在することになりました。子供たちにとって束の間の休息となったこの日、午前中はクラフト活動をし、午後はウォークラリーと明日の能登島選択ルートの話し合いを行いました。
ウォークラリーではコマ地図(交差点の形状を簡略化して図にしたもの)を基に、班で話し合い、問題を解きながらゴールを目指します。どの班も交差点の度に自分の意見を出し合い、時間は少しかかりましたが、無事ゴールすることが出来ました。
その後の能登島選択ルートの話し合いでは、1枚の地図を見ながら子供たち同士で、次の日のルートを考えました。「この道は上り坂が険しいのではないか」「距離が長くても傾斜が緩いほうが早いのではないか」など、様々な主張が出てきて、時には言い争いになりそうな時もありました。しかし「今のはケンカになりそうな口調だった」「言い方が厳しい。言われたほうが傷ついてしまうよ」といった意見も子供たちから自然と出てくるようになり、チームとしてこの班でやっていこうという意識が見えたように思います。
夜は野外炊飯でカレーライス。今日の午後、話し合いが必要な活動が中心だったこともあり、スムーズに役割分担をし、進めることができていました。どの班も「自分たちのカレーが一番美味しい!」と心の底から思えたようで、班に愛着がわいてきた様子が伺えました。最後の片付けもお互いに声をかけ、一つの鍋を複数人で磨くなど、協力しあいながら一生懸命行っていた姿が印象的です。また、片付けが終了した班に全員が拍手をするなど、18人全員の結束が垣間見えるシーンもありました。
明日は子供たち自身の決めたルートを、先導も子供たちで能登島内を走行します。道に迷ったり、時には言い争いもあるかもしれません。しかし、今日までチームの団結を高めてきたからこそ、課題を乗り越えて、ゴールを目指してほしいと思います。