被災地を支える薬剤師会
はいたい!沖縄から応援職員で来ている、もーりーです!
本日は、国立能登青少年交流の家に滞在している【日本薬剤師会】のみなさんの紹介です。
日本薬剤師会の皆さんは、1月の初旬から交流の家小会議室を「柴垣本部」として、全国各地から支援でいらっしゃる薬剤師の方々の司令塔として活躍しています。
柴垣本部(交流の家)でお仕事をされている、大阪府薬剤師会の方にお話を伺いました。
Q.現在、能登地方のどんな場所に支援へ行かれていますか?
A.珠洲市・輪島市・輪島市門前地区・能登町・金沢市にある「いしかわ総合スポーツセンター」の6か所を拠点として、全国各地の支援チームが避難所や医療機関の近くに行き、薬事ニーズに応じた支援を行っています。
Q.どのような形で、薬剤を届けていますか?
A.被災地の各拠点には、MP(モバイル ファーマシー)という車で移動し、活動しています。(薬局の移動販売車のようなもの)この車は、全国で20台ほどしかありませんが、今回の震災で、約10台は全国各地から薬剤師とともに能登地方の支援に出動しています。ようやく地域の薬局や医療が機能しはじめてきています。現在は断水中の地域や被害が大きい拠点を中心に、MPが出動しています。
Q.被災現場では、どのようなお仕事をされていますか?
A.主に、医療従事者の災害派遣チーム(JMAT・DMAT)と連携し、薬を提供しています。そのほかにも、避難所の二酸化炭素濃度を調べる検査をしています。避難所などの、人が集まる場所で二酸化炭素濃度が低い場合、”換気”が出来ていないことになります。外が寒いので換気を忘れてしまいがちですが、感染症対策において換気はとても重要です。これも薬剤師の仕事の一つです。
Q.今後、どのような支援をしていきますか?
A.私たちの役目は、これからの地域医療を支えていくことです。震災のあと、いち早く被災地に向かい、避難所で体調を崩された方や、持病がある方々へのサポートをしてきました。今後は、地域の医療機関がだんだん機能しはじめてくるので、【日常に戻していく】サポートに切り替わっていくと思います。
柴垣本部には全国各地の薬剤師が、今では累計500~600名が入れ替わりで来ているそうです。その方々の各地へ支援する先や宿泊場所などを割り振り、情報を各拠点から集約している本部の方がインタビューに協力してくださいました。
能登地方の情報をこれからも【能登だより】でどんどん発信していきます!
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