石川縦断キャンプ「ACTIVE2017」その⑮

ACTIVEです。8/19、10泊11日のキャンプも9日目を迎えました。

午後はボランティア企画のレクリェーションで、班の協力を必要とする課題解決型のゲームを行い、チームワークを更に高めました。課題に対して意見を出し合う雰囲気はとても和やかで、言いたいことを言い合える関係が出来ていました。誰かが失敗しても、責めるようなことはなく、お互いをありのままに受け入れることができています。白山登山を経て、今日まで進んできた約217kmの道のりと経験が、子供達の中にしっかりと根付いていました。

 

夕方にかけて、明日の最終ゴールに向けての話し合いを行いました。能登半島最先端の禄剛崎までは約34km。今までのサイクリングの集大成として何を大切にして走るのか、まずは個人で目標を立て、お互いの考えを確認します。その後、チームとしての目標について話し合い、全員共通の思いとして班の旗に書き込みました。決意も固まり、ゴールへ思いを馳せると、いよいよとなる旅の終わりを実感し始め、さみしく感じている子も多くいるようです。

 

夜の振り返りでは1人1人に家族からの手紙を渡しました。しばらく離れていた家族からのメッセージに、思わず涙が溢れます。何度も封筒から取り出して読み直し、それぞれに思いをかみしめていました。キャンプという非日常生活だからこそ、改めて知った家族の暖かさ。体育館の中には、子供達のすすり泣く音だけが静かに響いていました。

 

明日はいよいよサイクリング最終日です。ゴールへの期待はもちろん、終わってしまうことに対する寂しさ、そして何よりも仲間とやり遂げたいという気持ち。様々な思いを胸に、禄剛崎を目指します。

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