自分への『暑中お見舞い』
こんにちは、YMOです。2日前の23日(木)は暦の上では「大暑」でしたから、今が一番暑い頃になります。写真はアーチェリーをしているところですが、この時期には水筒は必需品です。ここ能登青少年交流の家では、季節に合わせて体験活動を楽しむことができます。けれども、夏日が続くような暑い時期にはこまめな水分補給が欠かせません。それで、普段は宿舎の部屋での飲食はできないことになっていますが、この時期には部屋でのお茶と水での水分補給もOKとしています。体調管理も体験のうちです。水分補給は「自分への暑中お見舞い」だと考えて、お奨めしています。
昨日24日(金)は土用の丑の日でした。この日はうなぎを食べる日だということで、以前に比べて値段が高くなったうなぎを食べている様子が報じられていました。「土用」は夏バテしやすい時期にあたります。うなぎは高タンパクで消化も良い優れた食材です。そうそう、万葉集には大伴家持の「夏やせによしというもの うなぎ取り食(め)せ」という歌が載っているとのこと。ということは、1200年以上も前から、食べる習慣があったと考えられます。うなぎを食べるのは、季節の変わり目のこの時期を乗り切ろうとする生活の知恵(先人の残した思いやりメッセージ)だと言えそうです。
もっとも、丑の日には「う」のつくものを食べると体によいという風習があったことが土用のうなぎに結びついたと考えられていると聞いて、ホッとしています。「梅干」「うどん」でも当てはまるわけですから。いずれにしても、夏バテ防止のために「う」のつくものを食べるのは、自分への『暑中お見舞い』(=ごほうび)だと考えて、暑さと付き合っていくことが大切なのではないでしょうか。